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三平和男コラム「年末に際しての所感」
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2023年12月4日
今年は、一日一日やるべきことを着実に取り組んでいくことを心掛けて過ごしてきた一年でした。
振り返る余裕もなく、気が付いたら12月を迎えていたというのが実感です。
社会経済環境も大きく変化する中で、我々の社労士会も法制定55年という節目を迎えて、
社会における役割、使命も変化してきました。
急速な高齢化社会の到来に伴う労働力不足は深刻であり、同時に年金・医療・介護などの
給付費の増加による社会保障制度の財源確保が懸念される状況にあります。
さらに、働く人の価値観の多様化もあり、働き方自体も多様になってきています。
当然ながら、変化に上手に適応していける人もいれば、そうでない人もいます。
そのようなことから、労務管理における様々な問題が顕著に表れてきた年ではないかと感じています。
また、改めて世界の中の日本ということを実感する一年ではなかったかと感じています。
世界各地で繰り広げられている紛争など国際的な政治課題は、
日本における防衛、エネルギー、食糧確保など国民生活に大きな影響を与えています。
企業にとっても、そこで働く労働者にとっても先行きが不透明な時代になってきている状況において
不安な要素が多いと感じているのではないでしょうか。
しかし、このような時代だからこそ企業組織は成長発展できるチャンスでもあるのではないでしょうか。
そして、一人ひとりが自分らしい生き方を追求するチャンスととらえれば、
あながち悪いことばかりではないと思います。
企業においては従来の経営路線にとらわれない大胆な発想の転換も必要でしょうし、
逆に足元にあって見落としがちな貴重な経営資源である人財の活かし方を見直すことで、
新たな経営戦略も生まれてくる可能性もあるでしょう。
皆様にとって、来るべき2024年がより良い年になりますことを願っております。
今年も大変お世話になり、心より感謝しております。来年も引き続き、何卒宜しくお願い申し上げます。
どうぞ良い年をお迎えください。