事務所コラム
三平和男コラム「新年を迎えて」
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2025年1月6日
新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は1月1日に能登半島地震が発生し、甚大な被害に見舞われて今も困難な日常を送られている多くの人々を思うと心が痛む。
地震だけでなく台風による被害や夏の猛暑など様々な災害に直面し、改めて自然の脅威と向き合うことを考える一年となった。
また、国内外の政治経済の状況も大きく変化して激動の時代を迎えている。日本においては新たな首相の誕生、
総選挙の結果によって少数与党による政権運営を余儀なくされ、政権の枠組みも変化することとなった。
アメリカでは大統領選挙におけるトランプ前大統領の勝利、ロシアとウクライナの戦争をはじめ世界各地で
戦争、紛争が起きていて、いずれも終わりが見えない混迷と激動の渦の中で過ぎていった一年だったといえるであろう。
年を越してすべてがリセットされるわけではないが、自分自身は清々しい気持ちで新たな年に臨んでいる。
仕事だけではなく、日々の生活自体、常に心も身体も健康に過ごせるように健全な生活スタイルにしていきたいと思っている。
そのためには、バランスのいい食生活、快適な睡眠、適度な運動を心がけていきたい。
さて、混迷と激動の時代の中だからこそ、個人も企業も「フィロソフィ」が大切だといわれることがある。
以前、尊敬する経営者に「企業経営にとって大切ことは何ですか。」という質問をしたときに、即座にこの言葉を言われた。
日本語に訳すと「哲学」や「人生観、世界観を示す思想」として解されている。
人としては、人生観、価値観であり、信念という意味と理解するが、生きていく上での指針という意味合いであろうか。
企業組織においては、企業理念や方針とされているが、社会における企業という組織の存在意義だと理解している。
いずれにしても、他人や世間の変化、情勢に惑わされたりすることなく、軸をしっかりと持ってぶれることなく
生きていくことが大事なのだと自らに言い聞かせている。企業経営においても、健全な事業継続のための利益追求は
当然ながら大切だが、社会の中で存在し続ける意義をこのような時代だからこそ大切にする必要があると思っている。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。