事務所コラム
三平和男コラム「師走に寄せて」
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2019年12月2日
師走を迎え、毎年のことながら、この時期になると一年経つことの早さを感じてしまいます。
今年は、新天皇の即位に伴い、平成から令和へと年号も変わりました。
令和の時代において、先ず考えなければいけないのは、本格的な高齢化社会を迎えるうえでの対応となります。年金・介護・医療の社会保障の問題は、すべての世代の国民にとって関心を持たざるを得ない課題です。年々、社会保障給付費は増加していく中で、それを負担する労働力人口は減少していく状況です。誰もが介護や人の手助けを借りないで健康に生活ができる「健康寿命」を少しでも延す努力をすることが求められる時代となってきているといえるでしょう。企業においても「健康経営」ということが、注目されるようになってきています。従業員の健康に配慮し、健康管理を進めることは、生産性の向上など経営面においても大きな成果を期待できるとされています。
従業員の健康と安全を守るのは、企業経営において最優先事項でなければなりません。そこで、従業員の健康の保持増進の支援を行うために、それぞれの企業に適した安全衛生対策を積極的に推進していきましょう。健康管理や作業環境の改善などの労働衛生管理を徹底していくことによって、社員の健康保持だけではなく、労働災害の防止、メンタルヘルス対策にも効果が期待されます。個人として、自分の健康管理に気を付けることは当然ですが、企業もそれを支援することによって、「健康寿命」を延すことが可能となるでしょう。
いずれにしても、少子高齢化社会に対応するための様々な改革が急ピッチで進められようとしています。そんな時代であるからこそ、心にゆとりを持って、健やかに明るく、毎日を過ごしたいものです。
今年も皆様には大変お世話になりました。来年もどうぞ、よろしくお願い致します。良いお年をお迎えください。