事務所コラム

三平和男コラム「秋の気配」

2024年9月6日

今年の夏は、危険な暑さともいわれる猛暑と台風による大雨に見舞われ、まれにみる異常気象の中で過ぎていったといえる。

9月に入り、やっと秋の気配を感じられる季節となった。秋といえば、夏の喧騒とは違って、静かな時間を楽しめる季節である。

とはいえ、自分自身は季節の移り変わりとは関係なく、スケジュール表には次々と新たな予定が入ってくる状況に変わりはない。

常に時間に追われ、同時にいくつもの懸案事項が頭を駆け回っている。そんな日々が続くと、体も心も疲弊してくる。

今夏の異常な猛暑も体力を大きく消耗させていて、秋風の到来とともに、心身に強烈なダメージを与えてくる。

それを跳ね返そうとする精神的エネルギーも簡単には湧いて来ないものである。

そんな時は、無理に頑張る必要はなく、静かな秋の季節の移ろいに身を置くのがいい。

自然の中で山の緑や草花の色合いに季節の変化を感じるもよし、夏の賑わいが去った静かな浜辺で、

寄せては返す波の音を聴きながらぼんやり過ごすのもいい。

体だけではなく心の疲れも取って人それぞれに自分なりに安らぎを覚える時間を持つことは大事であり、

自分を解放できる自分の世界を持てる人でありたいと思う。

日常生活から離れて没頭できる趣味や夢中になれる活動は大事だと思う。

その意味でも、仕事関係ではない地域社会とのつながりや学生時代の友人達などの人間関係も大切だと思う。

心身共に健康であり続けるためには、しばしの休息も必要だし、たとえほんのひと時であっても至福と感じられる時を持ちたいものである。

そのような時には、秋の風がやさしく感じられるのではないだろうか。

秋の気配を感じながら、一息入れて、自分らしさを保ちつつ、前向きに生きていきましょう。

皆さま、くれぐれも健康にご留意いただきお過ごしください。

今月もどうぞ宜しくお願いたします。