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三平和男コラム「読書の秋」
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2024年10月1日
夏の暑さが過ぎ去り涼しくなるこの季節は、読書に集中しやすくなる。「読書の秋」ともいわれるゆえんである。
本好きの筆者としては、季節に関係なく本が大好きである。最近は肩の凝らない小説を読み、歴史小説や食べ物をテーマにした内容が多い。
小説以外でも、歴史や各地方に根付いた伝統的な祭りなどの風土についての書物などを読み漁ることも楽しい。
また、高校生や大学生の時に読んで、よく理解できなかった哲学書や古典文学にも、時間ができたら再チャレンジしてみたいと思う。
自分を含め本が好きな人は、読むだけではなく図書館や書店で本に囲まれた空間にいるだけで幸せな気持ちになる。
仕事上の必要があって、大学の図書館などで地下の書庫に入って参考資料を探していると、時間を忘れてしまう。
まさに至福の時間といってもいい。
同様に古書店を巡り歩くのも楽しい。時に、感動するような本との出会いがある。
そんな時は偶然巡り会えた本との出会いに喜びを超えて感動すら覚えることもある。
そのようなこともあり娘たちにもジャンルを問わず、本を読んでもらいたいし、読むことを勧めることもある。
本好きの長女は、言われなくても休みの日には好きな作家の小説を中心に美術、芸術など様々なジャンルの本を読んでいる。
長女は社会人になって5年になるが、年長者と接する機会も多くなってきているのだろう。
自分の世界を広げ、教養を身につけたいという思いがあるのかもしれない。
次女は全く本を読まない子だったのだが、一人暮らしを始めて色々と考えることもあるのか、最近、珍しく本を読むようになったようだ。
とりあえず、自分の知らない世界に触れるだけでもいいことだと思っている。
ますます混迷を極める社会の中で生きていく娘たちの若い世代には、書物の中で知らない世界に触れ、
少しでも刺激を得られるような本との出会いがあればと願っている。
そして、自分らしく生きていくための知恵やヒントを見つけてもらいたい。
勉強や仕事で頭が疲れたり、悩んだりしたときは、文庫本を手に取って現実の世界から、
物語の虚構の世界に入ってリフレッシュするのもいいだろう。
秋は美味しい食事とともに、心静かに、読書を楽しめるのがいい。
皆様も秋の夜長に読書を楽しまれてはいかがでしょうか。
今月も、宜しくお願いいたします。