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事務所コラム

職員コラム <評価制度について①>「『公平な評価』という落とし穴」

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職員コラム 

2023年5月16日

評価制度のご相談を受ける際、経営者の方は「公平な評価を行いたい」とよくおっしゃいます。

そこには落とし穴があります。

 

よくよく考えていただきたいのは「公平な評価」とは?ということです。

厳しいことを申し上げますと、経営者の方がおっしゃる「公平な評価」とは「経営者の方にとって公平」ということであり、それは従業員からみると「不公平」、というケースが散見されます。

 

もちろん「公平な評価」を心掛けることはが重要です。

ただ、ここでお伝えしたことは評価で重要なのは「公平な評価」よりも「納得性のある評価」なのです。

 

以下「①公平性」「②納得性」の二つの観点を説明します。

 

①公平性

自分の評価と他人の評価が釣り合っている、あるいは、自分の投入した努力と得られた評価の度合いが他の人と釣り合っている場合に、人は公平さを感じます。

しかし、これは自分の主観と他人と評価を比較しているため、全員が公平と感じる評価をするのはとても困難なことです。

 

②納得性

評価における納得性とは「その評価に至った評価者の考えを理解し、評価結果がもっともだと認めること」です。

これは、評価者との信頼関係や日ごろのコミュニケーションがよく、そのような評価になった理由がわかっており、定められたルールや基準に基づいて行われたものであれば、その結果にかかわらず、人は納得性を感じます。

 

ぜひ「納得性のある評価」を心掛けてください。

とは言え、納得性を高めるためにはどうすればよいのでしょうか?

それはまた次回のコラムにてお話したいと思います。

 

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