メニュー

事務所コラム

職員コラム <評価制度について②>「これだけは押さえよう!納得性の高い評価ができる3つの方法~その(1)期待値を伝える~」

カテゴリー
職員コラム 

2023年6月16日

前回のコラムでは「評価で重要なのは「公平な評価」よりも「納得性のある評価」」とお伝えしました。

 

詳細はこちら↓

<評価制度について①>「『公平な評価』という落とし穴」

 

では、評価に納得性を持たせるためにはどうしたらよいでしょうか?

最も重要な点を3つ、絞り込んでお伝えします。

 

本日はその(1)『期待値を伝える』です。

実はこれがとても重要なのです。

これができていなければ、評価制度が全て無意味となってしまいます。

 

さて、現場では「自分はやっているのに評価されない」という従業員の方々の評価結果への不満を聞くことがあります。

一方、上司の方々は「求めていることを部下がやらない」とおっしゃいます。

そこでは何が起きているか、と言いますと

『会社・経営者・上司の期待が何であるのか』が部下に伝わっていない、ということです。

 

評価の大前提ですが、

 

事実(やったこと)

期待値

 

が評価結果です。

つまりは、評価は期待値を元に行うのです。

期待値が定まっていない、伝わっていない、ということは評価制度が始められる状態にありません。

そんな状態では、いくらやる気があり一生懸命やっていても、会社や上司の期待と異なり評価には値しません。

必要なのは、上司が会社・経営者・上司の期待が何であるのか、を伝えることです。

 

ところが、こんな当たり前のことがなされていません。

その要因は、上司が「いつも会社の方針や部署の目標などを共有しているから、部下は当然分かっているだろう」

と思ってしまっている点にあります。

当事務所でコンサルティングさせていただく際、評価シートに「会社から期待されていること」という欄を設けると意外と書けない部下の方々が多いのです。

 

書けない方々にヒアリングしてみると

「知らない」

「聞いてない」

「上司が言ってくれない」

などなど・・・・

 

「上司が言ってくれない」など、自分のことなのに無責任な・・・(涙)

と思ってしまいますが、今時はよくあることです。

そこで我々は「上司の方に確認してくださいね」とお伝えします。

 

期初においては、どのような業務でどのような役割をしてどのくらいの成果を期待しているか、

期中では、その期待のどれくらいできているのか、それらのすり合わせを行うのです。

 

まずは、評価の大前提、会社・経営者・上司の期待が何であるのか、を伝えること

そして上司の考える期待値と部下の認識の齟齬をなくす。

それが納得性のある評価には不可欠です。

 

次回は、納得性の高い評価ができる3つの方法~その2~をお伝えします。

 

担当職員:T
(評価制度に関するご相談、お受けしています)

受付時間:10:00~17:00

03-3504-0071
お問合せフォーム