事務所コラム
三平和男コラム「正月風景」
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2023年1月6日
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
慌しい年末が過ぎ、大晦日から一夜明けた元旦の朝は、昨日までが信じられないほど、静かで穏やかである。私が子どもの頃、学校が始まる7日頃まで町はひっそりと静まり返っていた気がする。年末の喧騒の日々から年が改まり、正月の静けさは気持ちも新たに、引き締まった気分になり、新年を実感したものだ。
小学生の頃、西武池袋線の東長崎駅が最寄り駅の街に住んでいた。お正月は商店街も閑散としていて、賑わっているのは玩具店ぐらいだった記憶がある。お年玉を握りしめた子供たちや小さな子ども、孫を連れた大人で店内はごった返していたものである。
半世紀以上前の自分の子ども時代は、コンビニはもとよりスーパーマーケットすら世の中に出現していなかったので、米屋、魚屋、肉屋、八百屋といった商店街の食料品店も正月三ガ日はお休みだったので、街がひっそりとしていたのは当然である。そして、スーパーマーケットの出現は、我々の食料品の購買行動を大きく変え、年末年始の社会の様相までをも激変させることになった。年末に食料品を買い込む必要もなくなり、いつもの日常と大きく変わらなくなった。さらに、コロナ禍の影響もあって、わざわざ買いに行かなくてもインターネットで食品を購入し、自宅に届けてもらうこともできる時代になった。ずいぶん便利になったものだが、正月らしい風情もずいぶんと薄らいでしまい寂しく感じるのは、歳をとったということなのだろう。
令和5年1月、三平事務所は、開業31年目となります。30年の間、ご支援、お引き立て頂いてきた多くの皆様に感謝するとともに、開業した当時の気持ちを思い起こし、「中小企業を中心としたクライアント企業様のお役に立てる事務所として事務所職員一同とともに業務に励んでまいります。
皆さまにとりまして、健康で穏やかな一年となりますことを心より願っています。
そして、幸多き年となりますことを心より祈念致しております。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
三平 和男