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職員コラム「朝顔」

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職員コラム　

2022年8月17日

我が家に久しぶりに朝顔がやってきました。子供が小学校から持ち帰った朝顔の、ちょっとした変化に一喜一憂しながら毎日一緒に手入れをしています。手入れの最中、セミやカナブンだけでなく、最近めっきり見なくなったイトトンボまで朝顔で羽休めをしているのを見つけた時は、思わず童心に帰って喜んでしまいました。やはり、植物が家にあるのは気持ちが安らぎます。

朝顔が家にあるのは何年ぶりだろうかと、記憶の糸を辿ると、8年前に入谷朝顔まつりで購入した朝顔を思い出しました。早朝の気持ちのいい時間、ずらりと並んだ朝顔はどの色も美しかったことを覚えています。江戸時代の歌舞伎役者、二代目市川団十郎が愛し、海老茶色の花を咲かせる貴重な品種「団十郎」を目当てにしていたのですが、残念ながら出会えませんでした。代わりに、綺麗な青い朝顔の小振りな鉢を一鉢買って帰り、夏が終わり枯れるまで大切に育てました。

子供にも自然や動物を慈しむ気持ちを育んで欲しいのですが、如何せん周りに自然があまりありません。どうしたものかと考えていましたが、ご近所さんがお世話をしている地域猫を可愛がり、近所のゴミ拾いをし、朝顔や観葉植物に毎日水やりする姿を見ていると、子供なりに自然や命の大切さを手の届くところから学んでいるようです。

環境保全やSDGｓが叫ばれる昨今、市井の人間にできるのは細やかなことですが、身近な自然を大切にすることは続けていこうと思います。

担当職員：S