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職員コラム「パパも育児休業」

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職員コラム 

2022年10月12日

2022年4月より順次施行されてきた「育児・介護休業法」の改正が、10月より新たに施行されました。お子さんが産まれてから、お父さんが「産後パパ育休」を取れるという制度です。男性も産休のようなものが取れるという意味ですね。

 

10年ほど前にはイクメンという言葉も流行し、会社を休んで育児に参加するパパはかっこよく、画期的だと雑誌の表紙を飾っていたことを思い出しました。新語・流行語大賞にも選ばれ、厚生労働省のイクメンプロジェクトなるものにも使われた言葉です。当時はそんな時代もやってきたのだなと、少数派だけれども思い切ってお休みしてくれるパパって勇気あるなと思っていました。今や、お父さんの育児休業が制度化され公的に認められたこと、これこそが画期的で重要なのだと感じています。

 

先日、家族で集まった時に、団塊世代生まれの義母がポロリと口にしていました。最近は、お婿さんが優しいのねと。お婿さんとは、娘の旦那さんのことです。子供たちがウルトラマンに熱中しているようで、おちびちゃんたちを連れて東京駅の中にあるウルトラマンショップに行ってきたそうです。兄弟揃ってTシャツ買ったんだ!となりきりウルトラマンでかっこよく披露してくれました。うちのお父さんなんて、平日はお酒飲んで帰ってくるし休日になったら寝ていて、家族でどこかに出かけたなんて記憶にないわと母。現代のパパさんがとても羨ましそうでした。これは大袈裟かもしれませんが、母の頃の子育ては女性に任せっきり、育児休業なんて概念がなかったから仕方ないのです。

 

誰かが、当たり前なんだから遠慮しないで休業していいんだよと背中を押してくれること、そんな思いやりがこれからの社会には大切だと思います。男性が育児に関わるのは当然のことであり、働き方が時代に沿って見直されるのも当たり前のことです。これで育児休業中のパパも大手を振って歩くことができますね。育児休業を分割して、夫婦で相談しながら交互にお休みできると、女性の社会進出の向上にも繋がりそうですね。お父さんが子供と歩く姿が、街でもっともっと見られるようになると微笑ましいです。子供の成長もひと味違ってたくましくなるのでしょうか。この制度が定着したころの社会が楽しみですね。

 

担当職員:I

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