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職員コラム「知っていますか?」
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2023年1月11日
以前勤めていた会社で、グループカウンセリング的な体験(研修)をしたことがあります。
その研修参加者の中に、会社の同僚に自分を分かってほしい、分かってほしい、と繰り返す方がいらっしゃいました。
なぜそんなにこだわっているのだろうと思いつつ、自らの想いではないことから、自分基準でなく、頭を使い想像するしかありません。
ただ、その方はその同僚のことを分かっていらっしゃるのかという疑問がわきました。
どんな子供だったのか、どんな学生だったのか、現在の環境はどうなのだろう、聞いたこともなければ、もしかして聞きたくもないのではないだろうか。
思い込みや想像したことを決めつけてしまい、現実であると置き換えてしまっていることもあるのではないだろうか。
など、想像した記憶があります。
最近、自身の親も年老いましたが、よくよく考えたら親のことで知らないことも多くあることに気づきました。その知らないことを想像したりするときに前述の体験を思い出した次第です。
また、最近独り立ちした子供のことを考えても、親ではない大人と接することが中心環境となり、親も含め自分以外の人を見る視点も変化していっていると思います。
良い事もあり悪い事もあり、よい機会になると思っています。
親や子供にかかわらず周りにいる方に自分を分かってもらうためには、その相手のことを自分基準での決めつけや、キリトリ記事的な間接材料からではなく、その相手ときちんと向き合い、知ろうとすることが重要だと感じています。
分かり合えないなら、諦めるしかない場合もありますが、知ろうとせず、さらに感情のともなった決めつけは、決めつけたことと相違しているケースも多いような気がします。いつか歩み寄る日が来るかもしれませんので、もったいない気もします。
新年にあたり、お正月に少し感じたことをなんとなく書いてしまいましたが、本年もよろしくお願い致します。
担当職員:T